理念・philosophy
素晴らしい職人、作家の手技とその作品を応援する。
文化的働きを促進し、北海道に貢献する。
人々の暮らしを豊かに彩る。
いよいよ北の街にも春の勢いが増し、暦の上では立夏を迎えました。巡る季節に振り回されないように着実に歩を進めて行こうと思います。
緑眩しい季節でもありますが、日本の原風景に「田んぼ」があります。この時期田植えをするまでに生長した苗を「早苗」「若苗」「玉苗」などと申します。
玉と魂は同語源で、限りなく豊かでみずみずしく、眩しい光を放つと申します。
それとリンクするように、魂を彫っているとも言える鬼瓦、飾り瓦の作品展が4月22日から5月18日まで当社、愛海詩で開催されております。三州(愛知県)若鬼士会4名(梶川賢司氏、萩原尚氏、加藤宣高氏、神谷寿氏)の作品展です。
鬼面、獅子、社(やしろ)、レリーフ、小物類など約40点を展示しております。詳しくはこのホームページ掲載の会報No52を拝見下さい。歴史が培って来た魂の中に若鬼士会4名の各々の技が光ります。是非、作品展をご高覧下さいませ。
この三州鬼瓦、飾り瓦の作品展は愛海詩で約四半世紀、25年振りでございまして、みなさまにご紹介させていただけることをうれしく、感慨深く思います。拝見して下さった方々との物語は始まっており、愛海詩、心の短編集に綴り、出会いに感謝しております。十人十色の見方があり、十話それぞれの物語があります。
作品とのご縁も、ありがたく頂き、それは職人達にとって次の魂を彫る物造りに活かされて行くことと思います。
ハートtoハート、ハンドtoハンド、心から心へ、手から手へ、使い捨てにならない、長く使って楽しめる作品を皆様の心と手、生活にお届けさせて頂きます。それが愛海詩の仕事の一翼でもあるのです。
職人の作品は思いが込められている。丁寧に造られている。その事が多くの方々に伝わり、その人が持つ魂と呼応しあうことを願っております。
令和7年早苗月(5月)によせて
一般社団法人愛海詩 佐藤 睦子
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